狛犬について

社殿前の参道の両側にある一対の狛犬は明治36年(1903)6月、一千年祭の翌年に高畑源次郎という人が、病気平癒祈願が叶えられたお礼として自ら刻んで奉納したものと伝えられている。元は、直かに地面に据えられてあったが、昭和8年に啄木の歌を刻んだ銅板を填めた土台の上に載せている。

◇ 松の風 夜昼ひびきぬ 人訪はぬ 山のほこらの 石馬の耳に

◇ 夏木立 中の杜の石馬も 汗する日なり 君をゆめみん