鷽替え神事について
12cm 1,500円
天神様と鷽鳥
菅原道真公が愛した梅の木を好んで飛んでくることで知られています。
道真公が京都から九州へ左遷され、船で大宰府に向かう途中で嵐にあい、その時に鷽鳥が船の先に飛んで来て、船を先導し無事に大宰府にたどり着いたと言われています。その翌年の1月7日に道真が大切な神事を行っていた際、寒い時期にも関わらず、なぜか無数の蜂に襲われました。その時に鷽が飛来してきて蜂をすべて食い尽くし、人々を救ったことから、木にとまっている鷽鳥の姿を木彫りにして、天神様の縁起守りとしました。
「鷽は厄災いをウソにして祓い、幸運を招く鳥」として信仰されるようになりました。
鷽の漢字の冠が學と同じということで、学問の神様である天神様のお仕え鳥、としても祀られるようになりました。
鷽替え神事とは、主に菅原道真を祭神とする神社において行われる特殊神事で、鷽が嘘に通じることから、前年にあった災厄・凶事などを嘘とし、幸運に替え本年が吉となることを祈念して行われる行事です。